痒ーい、かゆ〜いのお話その2
前回は野山歩きの痒〜い話しでした。
今回はお庭の中で起こる正体不明の痒みに襲われるお話になります。
草取りや剪定、伐採作業してとんでもない痒みに襲われることがある。近くに山林があれば漆やヌルデの種が飛んでくるが山野から遠く離れた住宅地にその類はまず出てこない。
痒みの元は椿、サザンカの木です。およその樹木の新芽は年に2度でます。
常緑樹の椿、サザンカは、当地仙台では5、8月に新芽が出て毛虫はその柔らかい葉を食べに年に2度発生します。関東以南ではもっと早い時期に出ます。
成長が早く生産性が高いこともあって庭木の生産は暖地の関東以南が盛んです。それらが全国に流通しているため当然寄生する虫さんもついてきます。
本来寒冷地にお茶の木は育たないので、茶の木につく茶毒蛾はいなかったのだが、同種のサザンカや椿に寄生して全国に散らばった。
近年水道管の凍結や大雪の被害が出ないほど東北も暖冬が続き、本来お茶の木に発生する痒〜い、かゆい茶毒蛾の食害がよく目に付く。
この虫は蛾となり飛び去った後にその抜け殻の毛がいつまでも残り真冬の庭作業でも被れる毒虫だ。
庭仕事に付き物の掃除機、ブロアーで吹き飛ばすと毒針が飛散して風下にいる作業員が被れてしまう。
昨日の伐採作業でも、要注意の椿の木は最後にしたのだが見事に首周りが被れてしまった。
もう痒いかゆ〜いです。
広範囲に被れたら速攻皮膚科に行って庭仕事で被れたと医師に言うことです。知らない医師もいますから。我慢できる程度なら患部に重曹を擦りつけると痒みは治ります。
サザンカ、椿の植えてあるお宅は、ご注意して庭仕事をしてください。
この痒いかゆーいは気が狂うほどです。
痒くなる正体は茶毒蛾の抜け殻の毒針毛です。
四季を通じて被れます。特に汗をかいていると広範囲に被れます。
これを書きながら首まわりをかいてます。
痒〜いかゆ〜い。
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