住まいと家族

日本は単一民族でありその民族間の争いはないが、近年は国際婚が進みまた外国人の訪問者が多く観光業に携わる業界はその訪問者の多寡に大きく経営が左右される。


そういう私も国際婚の一人だが相手の国柄により住まいの場所や家屋の内装、外装至る所で意見が合わない。
大概は伴侶の意向に沿うようにしていれば平和に穏やかに日々が過ごせるのである。

南国生まれの私の伴侶は東北の環境生活スタイルは生まれ育った自分の国と真逆の環境に相当カルチャショックを受けたようだ。

開放的なところで育ったこともあり日本の水に慣れ親しんでかれこれ30年も暮らし今は日本人より日本的な生き方を好んでいる。

窓を解放して四季ごとにカーテンを替え、交友は活発でアウトドア傾向は育った環境の影響が大きくそして家族もその傾向にしていく。


南東側が開けて北西側を閉める。南東に水が流れ、北西に山がある。日本の風土気候に合わせれば住まいはこんなところに住みたい。加えて眺望がいいとなれば健康的な生活ができる。


カーテンを10年も替えず開かずのレール、大木の樹木が覆いかぶさり、人目を避けて暮らす。

そのような閉鎖的な住環境にいる家族は自ずと内に籠り内向的になる。 


毎日散歩に出る犬は見知らぬ人にも挨拶するし、多くの人が出入りする家の猫は初めて会った人に擦り寄ってくる。


解放的な国はあらゆる情報はオープンであり出入国は自由である。自由にならないものは言葉と金銭面だ。それさえ勉学と勤勉に励めば何とかなりそうである。


情報を制御されてる国の国民は政府にとって都合の悪い国が敵国だと思い、勝手に出国さえできない。

不買運動を起こしたり、ミサイルを無闇に飛ばすのは散歩に出さない犬が通りすがりの人陰に吠えまくる様子によく似てる。


国の成り立ちは家族が基本でありそこに住まいがある。その住まいは気候風土に合った健康的な環境が優先されていくべきだ。

急斜面の崖地や元沢地、海抜ゼロメートル、騒音などを無視して宅地造成されたところに住むのは精神衛生上良くないしましてや子育てには向かない。

今は少なくなったが建売物件はその物件の間取りに合った家族が入るから不思議である。


地相学や家相学というものはそれなりに研究されていて参考になる。物事を知らないよりも、知っていた方が何事にも有利になる。


自らの精神衛生上はもちろん、家族の健康そして子育て上からも利便で解放的なところに住みたい。

当地のような地方ではそう難しいことではないと思う。


その土地の風土や住まいはそれに見合った人柄を形成するのである。



「こんにちわ」どんなお方がお住まいなのかしら?


みやぎ野造園

1977年宮城県仙台市で開業。現在は富谷市明石にて営業。 近年は庭石の撤去工事が多く、その石を破砕して再利用した お洒落なロックガーデンやガーデニングに力を入れています。