慈雨、恵みの雨

五月晴れ、この時期は雨が少ない。


小中学校の運動会が軒並み開催される。
疫病コロナでしばらく開かれていなかったが、
当地の学校は今年はこの5月に開かれるという。
 

黄砂や杉花粉は乾燥してると飛来する。3月から5月にかけて山火事も多い。


植物に関わる私たちは1年の内で一番のベストシーズンだが夏場の熱と、この5月晴れは水枯れの多い時期で要注意期間だ。


雨が10日も降らないと土中の水分が蒸発して空洞ができる。樹木の毛細根が乾き水分を吸い上げられない。中でも植栽後一年間は経過観察の大事な期間である。

乾燥期に水やりするとその水がどんどん土中の空気の層に入り込む。樹木は日々、大量の水分を吸い上げ発散して成長している。

週に1度の雨は植物にとってまさしく慈雨、恵みの雨である。


これとは真逆の恵みの雨のケースがある。豪雨による自然災害で河川の氾濫、山や道路の崩壊による復旧工事の土木工事に関わる業界である。

週に1、2度の慈雨では彼らは干上がってしまうのである。例えが悪いが戦争や自然災害による破壊や災害はその復興で経済が潤う側面もある。季節の極暑や極寒と似てるところがある。

穏やかな暮らしは厳しい暮らしを乗り越えた先にあるのと似ている。



私たちの生活は植物や動物と何ら変わらない。同じこの地球の上に住んでいるのだから。



今朝の日の出は5時10分前だった。地球は休まず動いてる。



宮城県大崎耕土の水瓶、船形山から流れ落ちる鳴瀬川。

みやぎ野造園

1977年宮城県仙台市で開業。現在は富谷市明石にて営業。 近年は庭石の撤去工事が多く、その石を破砕して再利用した お洒落なロックガーデンやガーデニングに力を入れています。