季節が仕事を運んでくる。
桜が去り、花水木の花が開き始めてる。
カエルもチラホラ鳴いている。オタオタしている間に夏が来たりしてどこか落ち着かない。
二昔前だと3、4、5月は庭作り、植栽と植木屋そのもの仕事が多かったのだが、近年は真逆の作業で伐採、抜根、庭そのものの解体の合間に庭作り工事がある。
植木、石など欲しがる人が稀な時代である。
八百屋、魚屋、肉屋、花屋が多種多様の品揃えをして顧客を惹きつけるように、売れ筋だけを並べても商いは成り立たない。
話半分として八百種類の品物を扱うことで八百屋を名乗っている商売のように、植木屋も石も含めてあらゆるものが置いてあるべきだが、流石に時代がかった門被り松や竹、梅は当節見にくる人もない。
春彼岸過ぎて早々桜も散り、4月も半ばで5月の陽気。早々に春が通り過ぎられては植木屋稼業は辛いです。
過去の話だが平成初め頃、フィリピンのピナツボ山爆発後の数年は夏日のない年が続いた。
冬に仙台湾の黒鯛や真蛸が寒くて浮き上がってきた。そして海開きの無い寒い夏であった記憶がある。
反面長い春の陽気で植木屋は助ったが景気が落ち込めば、どの商売もどの稼業も影響してくる。
四季は暦通りが一番。
花は咲いて、草が伸び、そして木が茂る。季節が動けばそこに関わる人々は仕事になる。厳冬や極暑も含めて四季の回りは多くの人々を潤す。
今年もお庭の解体の依頼が来ている。これで二軒分。
庭石を破砕してロックガーデニング 施行から1ヶ月経過
施工から1年経過
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