雨水

2月19日は雨水、24節気の第2。当日は1日雨の日だった。だいぶ根雪を溶かしてくれた。

雨の日は心休まる。屋外仕事の人は大概大手振って休める。その分収入も減る。「職人を殺すには雨降り3日でいい。」雨具の貧弱時代の話で今は雨対策のグッツが充実していて雨の日3日ぐらいでは死なない。納期、工期などの設定から普通の方は休まない。大手を振って雨の日を休むのは私ぐらいだ。

春分の日の辺りから山々の根雪が溶け出し渓流の水が増水する。そこへ雨が降れば沢の底石がひっくりかえり川虫が流され餌が多くなり渓流釣りの本番となる。

雨天の渓流はよく釣れる。雨具がそれを可能にしてるので私の雨の日が好きな理由はこのためである。

西日本では春一番が吹いたとニュースキャスターが言っていた。

季節の変わり目によく雨が降る。春雨、本梅雨、秋雨、冬雨。なんか耳の奥でこんな歌が流れている「雨あめ降れふれもっと降れ私のいい季節連れてこい」

三寒四温を繰り返し雨の日がきてその後、大風が吹くそれが春1番となり10番ぐらい繰り返し本格的な春の陽気になる。

花壇を見てると土の中から水仙が目を出す。チュウリップも続く。パンジー、ビオラの花数が増えてくる。菜園の摘み残した雪菜、ほうれん草など菜の花が咲いてくる。

朝晩忙しい人はそんなことは気にも留めない。桜が満開になって春を実感する頃は一緒にハコベやヒメオドリコソウ、カラスノエンドウなどが蔓延、植物達の凄まじい生存競争が始まってる。

雨水は生き物達への呼び水になってる。当地仙台では雨水の日の後毎日雪です。でも周りを観察すると小さな春を見つけることができる。紅梅の咲いてるのを見た。



みやぎ野造園

1977年宮城県仙台市で開業。現在は富谷市明石にて営業。 近年は庭石の撤去工事が多く、その石を破砕して再利用した お洒落なロックガーデンやガーデニングに力を入れています。