方位、方角と生活

冬至の頃から見ると太陽のお出ましが30分程早くなった。


今朝は6時45分の今、顔を出した。

私の住んでるところは高台で仙台湾の水平線が見える。冬の太陽は南に夏は北へと移動していて明らかに地球の動きが実感できる。


晴れの日この太陽が水面から出れば暖房のスイッチはオフにする。

どの暖房器具より太陽の熱は強力です。


日の出る国日本、太陽の昇る方位を辰巳といい南東の方角です。反対に太陽が沈む方位は未申で南西の方角です。


早起きは3文の徳と言われる。


江戸時代かけそば1杯16文、五百円ぐらいだとすると百円ぐらい徳するという意味です。

真冬に太陽が7時頃顔を出してくれれば当節灯油も電気も高騰してるから3文どころか10文ぐらいは徳する勘定になる。

辰巳の方角が開けてると経済的、精神衛生的に良いと言われる。


さて太陽が沈む南西の方角はどうだろう?
夏は西陽の熱がコンクリートに蓄積され寝苦しいことは都会の人々は身をもって知っている。
戊亥の方角は北西にあたり冬は北風で寒さにさらされる。仙台地方の家屋は西、北側にイグ根「屋敷林」が多い。
西陽避け、北風避けに杉を植えて自然の脅威に対抗している。

辰巳の方位は開け、戌亥の方位は閉める屋敷になっていてこの形が当地の地相学上吉とされてる。

都市部の住宅は東、南の方角が道路に面して西、北の方角に隣家が建っているのが一番望ましいが希望通りにいかないのが現実でもある。


遠い昔、55年も前の話だが練馬区の植木屋さんで働いてた頃、当時10代の私に今時の若いものが植木屋になるとは珍しいとよく言われた。


人の道にも進む方角がある。 

好きこそものの上手の例えよろしく、

夢中になって勉強、研究すればその道、方角、方面で一流とは成らずとも少なくとも家族を養い食えるくらいにはなれる。


人の道にも適した職、方角がある。薬指の付け根に縦線が私にはある。手相家曰く天が与えた職業、天職であるそうだ。若い頃には気が付かなかったけど当たっていたりして。


良い方位、方角に当たれば健やかな日々が送れると信じて日々を過ごしていきたいものです。







みやぎ野造園

1977年宮城県仙台市で開業。現在は富谷市明石にて営業。 近年は庭石の撤去工事が多く、その石を破砕して再利用した お洒落なロックガーデンやガーデニングに力を入れています。