カラー、色彩は生き残りの戦略
何も難しくとらええることはない。と思って生きてる凡人は無数にいる。
周囲の人間が作り上げた社会の中をただ漂いながら生きていては本人はともかく、子孫末裔まで生き残る将来は見込めない。
太古の時代からあらゆる生き物は春夏秋冬をのんびり構えて生きていない。
今でも残る幼少の頃の記憶に稲の刈り取り。
棒がけで稲穂の乾燥、その後収穫した後の棒の穴の周りを掘ると地面の下から稲籾の貯蔵庫が出てきた。ネズミの冬越しの籾倉である。
あちこち掘っくり返すと結構な量が出てきた。ネズミにはかけがえのない冬の食べ物を横取りした。
取ったり取られたり今思えば生存競争そのものだったのだ。
ねずみ算式で増える。
このネズミは外敵と極力遭遇しないよう夜行性である。うさぎも同様で山中で偶然出逢った異性に発情し次世代を残す。
動物の世界では食糧供給するいわゆる、食べられる側の生き物は極めて地味で又周囲の色と同化している。
白や茶色は彼等の中で一流の雲隠術であり、雪や枯れ葉の色に体毛を替えることで外敵から目をくらますカラーです。生き残りのカラー。
赤いろの花、実はその意味ではよく目立つので鳥類を呼び寄せる色であり種類が多い。
鳥たちが好む赤い実。
食べられて遠くに糞として落とされ、子孫を残してもらえるありがたい存在の鳥さん達だが、果たして彼等にも簡単に食べられない紅い実がある。
渋柿、秋本番食べ頃とみて突つくと地獄の渋みで退散。寒中の霜で渋みがとれて食べ頃となる。
ピラカンサ、この木の実を食べるには鋭い棘を覚悟して寄り付かねば食べられない。
鳥さん達は平素食べ物がある時はこれらの実を食べない。渋い、痛い、危ないからでしょう。
完全に熟したのを食べさせる戦略としたのだ。大雪は大地の全てを覆隠してしまう。
白の雪に赤はよく目立つ。
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