秋の気配

気温35℃超えの日々の中でも夜はエアコンを止めて寝られようになった。

蝉の鳴き声も散関して興梠の羽根音が秋の気配を深めてる。

コスモスもチラチラ咲き始めた。日陰での昼寝は至福の時間となている。

近年はお庭の解体や樹木の伐採の依頼が多くある。また雑草に関する依頼が

多く「雑草屋」の看板を揚げたくなるほどだ。

15年ほど前にはあんまり店頭で見かけなかった除草剤が今ではいろんなタイプの

除草剤が出回り繁茂する雑草にいかに多くの人が悩んでるか判る。

この除草剤の使用を誤ると隣人とのトラブルが起こる。

自宅の敷地内に散布した積もりの除草剤が隣地の樹木を枯らすことになる。隣地の樹木の根が境界を超えて自宅の敷地内に侵入している。20年も植えてある樹木ではその根は10mを越えて地下に侵入している。

自宅の敷地の内側に散布した除草剤が隣地の除木を枯らした事例をよく目にする。

「どうして枯れたかわからない。」と伐採依頼度々くるのは除草剤の普及がトラブルの元になっている。

除草剤の使用説明もあまりにも短略的で樹木の根回り2mほど離れて散布することとあるので何の疑いもせず散布する。販売者は使用者のトラブルなど眼中にない。

何事も知らないことは高くつく。除草剤は毒と思えば危険な代物となる。除草剤は嫌い、草取りも嫌。当然余裕な人は度々草取りを誰かに頼む。余裕のない人は草むらの中で自然を満喫するようになる。

8月は猛暑、酷暑の中草刈りと除草剤散布の日々だった。秋雨前線が程よく東北南部に横たわり連日雨模様だ。晴れ間にところどころで稲の刈り取りが始まっている。

稲の開花時に花かけ水といって水の欲しい時に水がなくこれから刈り取り時に大雨だ。自然相手の稼業は悩ましい。

今日も雨の中草刈りとなった。気温が下がってきたので助かる。晴れ間を待って除草剤の散布にいく。

除草剤の散布はタイミングがよければ年々雑草が少なくなる。一方雨でタイミングが外れたらまた次年度も大暴れとなる。

それでも雨はいい。私は雨が好きだ。

今夜も雨が降ってる。ザーザーと激しい。夜中の雨音が快く深い眠りに誘ってくれる。


前回の薬剤散布から2ヶ月経過した現場。散布のタイミングがずれて荒地の菊が蔓延してしまった。タネが落ちたので来年も大荒れになる。要注意の現場だ。この荒地の菊は秋グサである。

畑のコスモスが咲き始めた。花が綺麗なので雑草と誰も言わない。この根元で興梠の羽根音が

する。秋の気配はそちこちに感じられる。

みやぎ野造園

1977年宮城県仙台市で開業。現在は富谷市明石にて営業。 近年は庭石の撤去工事が多く、その石を破砕して再利用した お洒落なロックガーデンやガーデニングに力を入れています。