初夏、夏の訪れ。
アヤメの花蕾が立ち並んでる。
不動の白鷺が早苗の水面に白影を落としてる。
里山を映す水田のカエルの合唱は耳に快い。
まもなくカッコウが鳴くだろう。夏の訪れはこうして始まっている。
今日も1日中雨。
大降りになる前に筍ほりに出かけた。雨が多いから今年はよく出るという。
「雨後の筍」その言葉通りであった。
気温が20度超える日が続くと夏草の発芽が始まる。
地面を見ると梅雨草、メシシバ、アカザなど夏草の主役が一面に出ている。鳳仙花、コスモスもかたまりになって出ている。路地野菜の種まきの時期もこの頃だ。
十日前にばら撒いた梅干用の赤紫蘇も紅い新芽を出していた。
夏草の抑制効果も兼ねて地這いの胡瓜、南瓜の種子を適当にそちこちに埋めた。
サツマイモも一面這うので雨の中埋めて夏草と対決させる為に植えた。
気温の上昇と共に自然界の生存競争が活発になる。弱いものは退場して強いものが世に憚る。
草丈の低いのはどうしても高いものに負けるがその高いものも蔓性のものに覆い被されて蔓の支えのために生きてる世界がどうも人間社会の縮図を見ているようだ。
ヤブガラシノ蔓が出ていた。
名前の通り草丈の高い藪に覆い被さり枯らしてしまうのでその名が付いた厄介者だ。
その厄介者「悪タレ者世に憚る」はいつの時代にもどこの世界にも存在する。
小さなことでは子供の世界のイジメであり、大人の世界の詐欺行為、外国人の窃盗だ。
地球規模では民族間の紛争があり善良な人々は声も上げずただその争い事が通りすぎるのをじっと我慢している。
ロシアの若者も多勢で大きい声で戦場で死にたくないと悪垂れれば、もしや見知らぬ他国で命を落とすことも無かったかもしれないし、多くの子孫を残したかもしれない。
一方で一人の悪タレ者とその取り巻きの連中は、獲得した有り余る財力で多くの子孫を残す。
植物の強いものが生き残る生存競争社会は人間社会そのものだったりして。
私もそろそろ退場する時期になった
初夏の花 三尺あやめ 草丈が1mもある。道端に咲いてるのは50cmに満たない。
園芸品種として改良されたアヤメ
雑草が出られないくらい花々が茂っている。オーナーさんは夫婦で毎日お庭を観察してる。
私の出番は大きな庭木の剪定だけです。表彰状を上げたい。
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