騙し、騙されの世界

自身への告発文書を見て「これは嘘ハ百である。」と言い放った知事がいる。

ここはチャイナかロシアかと耳を疑った。

民度の高いこの地で一死を持って摘発した文書をこう言い放って切り捨てたのである。

残念ながらここは日本であった。


素晴らしい。権力者の鑑だ。その通りだ。誰でも同じ立場であれば同じようにする。

教育や環境、経歴がいかほど深くとも誰しもが自身の保身に走るのが人情である。


その昔、宗教を携えて無知な民族を教化し植民地を広げた欧米の国々、近年ではガスパイプラインを拡散して欧州を支配しようとしてその目論みに失敗したロシア、多額の債務を押し付けて支配下に置こうとしたチャイナ。残念ながらその騙しの策略は成功しなった。

ガスはなくても欧州各国はやりくりしてロシアの縛りを逃れ、チャイナの押し付け債務はチャイナの経済崩壊で尻切れトンボになった。


チャイナもロシアもアメリカ、イギリス、ジャーマンそして日本人も人間の本性は変わらない。

人の欲望は生きてる証であり皆同様である。

どんなに高度な生き物の世界でも強者と弱者が存在し、そして両者で騙し騙されの世界がある。


仕事中こんな電話があった。


「もしもし、ホームページを見て電話しました。植木屋さんに仕事を紹介する会社でデメリットといいます。」「はい、それで」「当社では大手企業の顧客を多く抱えてそれらの従業員様のお住まいの植栽管理を依頼されており御社が対応できれば紹介させていただきます。」

「それはありがたい。ぜひお願いします。」「つきましては契約のお手続きをお願いします。」「契約にはお金を払うのかい。」「はい、月々、5万円で2年契約です。」「今契約したらいつから仕事を紹介するにかな」「はい1月から順次紹介していきます。」「ここは東北なのだけど1月は1mの雪があり誰がお庭の仕事するかいな。あなたはどこからこの電話してるの。」「・・・」

「フィリピンもしくはカンボジアかい」「・・・」

「声からして若そうだなぁまともな仕事をしたら?だいたい会社の名前から詐欺っぽい。」「・・・」



仕事中こんなやり取りが聞こえてきた。

仕事をしていると聞こえてくる「はいはい、あら正雄どうしたの、えー、うちの孫は正美だよ。えーなに、正美がどうした、金送れだってどこへ、えー、なーにー、正美は今うちにいるよ。えー、どうしたー。正美は今警察に電話してるよー。まだ切らないでねー。」



インスタグラムに投稿してるとこんなんがある。

インスタグラムの中に「私はあなたとお付き合いしたいです。」とくる。

ロマンスなんとやらである。私のインスタグラムのコメントを読めばとうに70代と知れるのだが平気でこんなのが入る。老いてなお、ご盛んな人はいる。金のない輩は引っかからない。

アホ臭い話だが結構こんなのに引っかかってる。自動翻訳であるから外国からである。



若い頃嫁さんは可愛かった。帰ればすぐ「ビールにする、お風呂にする」ときた。

あれから40年もたった今は「お風呂は自分で沸かして。」「ビールは切れてます。」

老いてなお、後悔先にたたずであった。嘘八百はその辺にゴロゴロある。



彼岸入りから最高気温20度である。寒さ暑さも彼岸まで。

我が家のお猫様も毛布の中に入って

「ニャアーん」「寒いね。」「寒いですニャーん」

みやぎ野造園

1977年宮城県仙台市で開業。現在は富谷市明石にて営業。 近年は庭石の撤去工事が多く、その石を破砕して再利用した お洒落なロックガーデンやガーデニングに力を入れています。