寿命。
立冬が過ぎた。
たちまち寒ーい日になってきた。明日は冬タイヤに変える予約してきた。
初雪が降ればたちまち予約が取れなくなる。今年は太平洋側が間違いなく大雪になる。
地球上の生き物は生き残るために知恵の限りをつくしそれぞれの進化を遂げている。
どこかで生き残りの教育を受けていたわけでもないリスは越冬のために木の実を土中に埋めて、ネズミは穴倉に越冬用の餌を保存し野鳥の中には枝に干し肉を隠しているのもいる。
植物も冬になれば極力水分を体内から落とし凍らないようにして温暖な春を待ってる。野菜だって凍らない成分を取り込み冬をやり過ごす。
ほうれん草、雪菜、春菊、キャベツ、野草では麦科の類、スイバ、ギシギシ、タンポポ、ナズナ、芹、ハコベラなど少々の寒さでは絶えることなどない。
果たして私たちは人間の世界はどうだろうか。
植物や動物達のような厳しい生活の季節はどの職業柄にもある。
公共事業に関わる人々は春先閑古鳥が鳴く。予算執行が定まるまでの期間仕事が消える。
屋外労働者は夏冬は仕事がままにならない。またその方達の飲酒、夜遊びが減少すれば夜の街も静かになる。
対照的に暑い、寒いでパチンコ屋、ショッピングモールはどこもいっぱいだ。
どの業界にも極暑や厳冬に似た季節がありひたすらその季節が去るのを待ってる。
リスやネズミのように蓄えが大事になり、植物のように土中に身を潜めて厳しい季節をやり過ごす。
この記事を書いてる時に新聞のコラムに生物学者さんの哺乳類の寿命の話が出ていた。
「哺乳類の心臓は総脈拍数が20億回ぐらいに達すると終わりになるという仮説がある。」
「象は60年、人間は50年、ネズミは2年でその20億回に達するという。」
「サケは産卵、放精後死ぬ。動物も生殖機能が止まると寿命が尽きる。人間だけが閉経後30、40年間生き続ける。」興味深い話が延々とあった。
人間の場合は薬や医療によって長寿になってる側面があり長寿はハッピーかどうかは疑問でもある。
社会保障制度の充実によりエアコンの効いたホームの生活と年金などの生活資金のないホームレスの生活はどちらが生きてる実感があるだろう。
寝たきりのベットの上で医療介護を受けていつ来るかしれない寿命の人生と食べられなくなったら餓死する路上生活者は生き物としてどちらが神の思し召しなのか。
ネズミが常に外敵に襲われることで脈拍が1秒間に10回でゾウがゆったりと動き回り2秒間に1回の脈拍数だという。
女性の100歳の方が男性の10倍なのは穏やかに、ゆったり暮らしてるからだろうか。
元気に暮らせる100歳はそれは望ましい。寝たきりで自らの糞尿の始末もできない長寿は悲惨以外のなのものでない。
動物は動けない、食べられないことはそのまま死に至る。
自然界の動物はピンピンころりの世界である。その世界の研究は私たち人間の高齢者介護の参考になるかもしれない。
こんなところにビジネスチャンスがある。
身近なところを見渡せば興味深い話がたくさんある。
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