雑草の世界その3
35℃を超えている。
今日はたまたま日曜とあって休んでるが、
サービス業の私は基本的に土日は休まない。
だが、休んで良かった。
この暑さでは体の置き場がない。
私の職業柄どうしても植物絡みの記事が多くなる。関心のある方も限定される。
最近、インスタに子猫の動画を投稿したらヒットした。それでも私の地味な記事をみて仕事の依頼がくるから不思議です。
今時の方に江戸時代の話を書いてそれに関心を持ってくれる方も少ないだろうが、現代は過去があって存在するのだから晩酌の勢いで書いている。
植物の緑、快晴の紺碧、夕焼けの茜。
遠くに見えるものは例え難いほど美しい。
その美しさは万人が納得する美である。
対照的に身近に存在するものはどうだろう。中々万人が納得するものはない。家族、家屋、植栽は個々の私観、嗜好の上に成り立っており、万人が美しい、素晴らしいとは思わないだろう。
犬が好き、猫がいい、小鳥がかわゆい、孫は目に入れても痛くない。蛇、カエル、トカゲが好きなマニアックな方もいる。
同じようにカラフルな草花でガーデニングを好む方。野草、薬草、そして毒草コレクターもいる。
それぞれ嗜好、好みが違えば美的感覚も違う。
身近なものには個々の美があり、遠くのものは万人が認める美がある。
身近に生えてる雑草と呼ばれる草ぐさを観察すると個性的な美しさに感動するかもしれない。
例えば路肩や中央緑地帯に生えてるシナダレスズメガヤ、ブタナ。微風に揺られてゆうらゆら。
イヌムギ、カモガヤ、スズメノテッポウこれらは外来種の草。一本一本手にとって観察すると美しい。
在来種だって負けず劣らず惚れ惚れとした姿をしている。挙げればスギナ、ドクダミ、チガヤ。見方を変えれば痘痕もエクボに見える。
国道や県道を管理してる方々も、道路に一番適してる植物を植えれば管理も楽になります。
除草にやたら邪魔な樹木を植えるより千萱、蓬、犬麦など自然発生する植物で緑地化すればいい。
植えなくても勝手に生えてくる。経費はかからない。障害物がないから作業も楽ちん。排気ガスで枯れる心配もない。一石三鳥。
身近な植物はいろいろなことを教えてくれる。
当地、仙台は明日も35℃の極暑になるそうだ。
写真は雑草と呼ばれてる野の花々。
宅地の法面のブタナ
道路の法面のヒナゲシ
ドクダミ、珍しい八重咲きのドクダミ。
0コメント