終活、廃業
鶯が鳴いていた。当地、仙台地方は梅が満開です。
梅に鶯、絵画の構図そのものです。
フキノトウ、田芹を摘んで春を食した。アクの強い苦味と春の匂いがたまらない。
ここ10年ぐらいお庭の解体が多い。
1950年以前生まれの人、現在80歳前後の方のお庭は故郷の野山を模倣した山石据え、松、梅、柘植などを植えた、いかにも大枚を払った風なお庭があのバブル時代に大流行だった。
年金暮らしの今はその管理維持に手がまわらず伐採、更地にする人が多い。
お庭に限らず、二親の去った廃屋、空き家の管理の依頼も多くくる。遠くに住んでいて親の家まで手が回らないご子息の依頼である。
身近なところでは同業者の廃業の話は深刻である。
後継者がなく時代の波に乗れない高齢の同業者は造園資材の庭石の処分は経費が嵩ばむだけに放置しては遺族に多大な負の遺産を残すことになる。
お庭の解体で出る大量の庭石は家屋解体業界でも処分先がなくて何処でも悩んでる。
視点を変えればそれがビジネスになる。
私のところでは、破砕してそれを若い方にガーデニングの素材として利用している。
石の色もカラフルで今どきの時代に受け入れらている。
空き家、廃屋、そして解体、更地にして駐車場。
どんな状態にしても雑草が蔓延します。この雑草の研究、対応策がまたビジネスになる。
終活や廃業などは見方によっては減少、衰退、後進的な意味合いがあるがそこに新しいビジネスチャンスがある。
残念ながら若い方が私たちの業界に関心、興味がないのが現実でやがては衰退、消滅する業界なのかもしれない。
庭石を破砕した素材でガーデニング
破砕した石でガーデニング進行中
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