棘の植物
今回は「野に咲く花のように」の項で書いたエンジェルとは真逆ののお話になります。
棘のある植物でよく知られてるのは薔薇でしょう。花の美しさが棘を忘れさせている。美しいものにはトゲがあり扱いも剪定も難しい。この薔薇の棘は手を入れる時は引っかからないが引く時刺さる様にできている。その理由がわからない。
最近よく売れるのに柚子がある。暖方系の木だが当地仙台でも植える方が多い。寒さに弱いので冬越しが難しい。この木も棘の絡み枝が多く剪定は難儀する。
カラタチノキ、これも柚子と同じ柑橘類です。そして柚子に劣らず香りがいい。棘の部分が太く鋭いく手も足も出ない。蜜柑などの接木の台木として栽培されてる。また防犯用の生垣として植えられ泥棒も侵入できなくて困る代物です。
ピラカンサス、鮮かなオレンジ色と赤色の実が沢山つき盆栽にしたものが鳥が食べて拡散してる。よく「こんなもの植えた記憶がない」と言われます。サスは刺すの意味でもあります。これも防犯用として生垣に使われている。
これまでは樹木の棘だが草にも凄いのがある。
アメリカオニアザミ、外来種である。人の背丈を超える大型の草で最近各地見られる。除草作業が難しい。葉先に縫い物針が付いてる様な草です。
過去に仙台駅近くの空き地の除草を依頼された時一面これが生い茂っていて超難儀の作業の日だった。その名残りが今でも当圃場に毎年生えてくる。
野に咲くアザミは見てもかわいいがアメリカオニアザミはサターン乗り移った様な草です。少し表現がオーバーかな。
飼料会社に勤めてた人の話しですが輸入飼料穀物の中に混って入ってくるという。この棘は動物から守る為に進化しのだろう。
植物の棘は謎の部分が多いです。植物に関心ある若い方が研究してみてはどうだろう。
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