春到来
周囲を見回すと春が至る所に見受けられる。青い小粒の花の群生はオオイヌノフグリ、野菜畑は収穫を忘れた葉物野菜の黄色い花、通りすがりの里山にきぶしの細い花がたくさん垂れている。
住宅地には紅梅、白梅、白木蓮、コブシ、サンシュ、ボケも咲き始めてる。
彼岸の中日から気温が上がり植木屋さんはオタオタしていたら商売の絶好機をたちまち逃してしまう。
作業場に住み着いてる野良猫は12、3歳になるのでもう子供は産まないだろうと思っていたら何かお腹が異常に大きくなってる。お腹を探ってみるとどこかしら動いてる。間も無く生まれるのだろう。こんなのも春の現象だ。
昨日、今日は夕日も朝日もオレンジカラー街全体が霞かかっている。中国からの濃い黄砂の煙幕である。どこもかしこもざらざらしている。花粉症で悩んでる人は2重に苦しい。
気温が20℃超えるとさまざまな種子の発芽が始まる。この時期まだ自然界は植物の生育は目立たないけれどたちまちさまざまな草ぐさに圧倒されてくる。
大崎耕土の中のハイウエイから見える緑の濃いところは麦畑である。近づいてみると草丈は
15cmある。秋植えて冬越しの植物は春先の気温に敏感でたちまち成長する。ホウレンソウや、雪菜などは食べるのが間に合わない。みんな菜の花畑に変身である。
子供の頃歌った「菜の花畑に入り日薄れ 見渡す山の端霞深し 春風そよ吹く空を見れば夕月かかりて匂い淡し」をその花の傍で歌ってみた。70年も前に歌った歌がよくも忘れずに歌えるもんだと我ながら感心した。調べたら「おぼろ月夜」という童謡であった。
当地仙台でも間も無く桜の開花するという。
桜と菜の花、昨年は何枚か描いた。70の手習で始めた水彩画である。
お庭を解体して愛犬の運動場にした。老いては犬の散歩につきあえなくなった。犬と人間の老々介護がこうなった。
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